夫の不倫が発覚。しかし、急に「離婚」という選択肢は取れないですよね。考える時間が欲しい。
そうなると「別居」という道も見えてきます。
別居をすれば夫も頭を冷やしてくれるかもしれない。
逆に、冷静に考えた結果「離婚」を選ぶかもしれない。いずれにしても、別居をすれば次のアクションのきっかけになります。
この記事では、別居をする上で押さえておきたいことをお伝えします。
✔別居前に準備するべきことを知りたい方
✔夫との別居で注意するべきことを知りたい方
✔夫に浮気され、別居を迷っている方
目次
夫に不倫された妻が押さえておきたい「別居」の5つのメリット
別居という選択をした場合のメリットを5つにまとめました。
別居のメリット① 夫と距離を置くことで、冷静な判断ができる
夫に不倫された後、勢いで離婚をする前に一旦距離を置くことも重要です。
離れて生活してみると、「離婚をしたほうがいいのか」、「離婚をするまでではなく、復縁を考えた方がいいのか」など様々な選択肢を考えることができます。
不倫をした夫と同じ空間で生活していて、冷静な判断ができる方は多くありません。
別居のメリット② あなたの生活にかかる費用などが把握でき、離婚の準備ができる
離婚という選択肢を選ぶ場合でも離婚には様々な準備が必要なため、一旦別居をすることはおすすめです。
中でも、実際に離れて暮らしてみると一人分(もしくはお子様と)の生活費が具体的にいくらかかるのかを把握できるからです。
勢いで離婚をしたのはいいけど、生活費がこんなにかかるなんて。。。と後悔する方も多くいらっしゃいます。
生活費がいくらかかるのかは事前に確認しておきましょう。
別居のメリット③ 離婚の原因を作ることができる
実は、「別居をしていた」という事実は離婚原因となり得るのです。
何故なら「夫婦関係が破綻していた」ということの証明に繋げることができれば、離婚が認められやすくなるからです。
離婚したい!という場合は別居をはさむのも良いでしょう。
民法770条1項5号
別居のメリット④ 夫が過ちを認め、関係修復に近づく可能性がある
離れて暮らしてみて、心境の変化が起きるのはあなただけではなく夫も然りです。
「妻がいることが当たり前になっていた」ということに夫が気づいた時、夫は過ちを認めて関係修復の連絡をしてくるかもしれません。
その時どう返答するのはあなた次第ですが、もしあなたが少しでも関係修復を望む気持ちがあるのなら条件付きで同居を再開してみても良いでしょう。
別居のメリット⑤ 夫に選択肢を与えることができる
別居は夫に選択肢を与えます。
これは良い意味での選択(夫が過ちを認める)と、悪い方向の選択(夫が自由に動ける時間が多くなり、さらなる不倫をする)どちらかを与えます。
つまり、夫の態度や考えが手に取るようにわかるようになります。
あなた自身が離婚をするかしないか迷っている場合は、夫の行動は参考になるはずです。
このようにあえて夫に選択肢を与えることができるのも別居のメリットと言えます。
夫に不倫された妻が押さえておきたい「別居」のデメリット
別居にはメリットばかりではなくデメリットも存在します。
別居をする前に、デメリットも押さえておきましょう。
別居のデメリット① 経済的に苦しくなる可能性がある
別居をしていても、夫との婚姻関係は続いているので「婚姻費用」はもらえます。
しかし、たとえ自分が不倫していたとしても、夫からすると婚姻費用を請求されることは気持ちがひっかかるものです。
充分に渡されないこともあり得るでしょう。
別居をする前に、生活費がどれくらいかかるのかはチェックしておきましょう。
別居のデメリット② 証拠収集が難しくなる
別居してしまうと、夫の行動は把握しにくくなります。
夫の不倫の証拠を掴みたいと思っているのであれば、当然行動が把握できたほうが掴みやすくなります。
又、不倫の証拠だけではなく、財産のある場所なども把握しづらくなると、離婚の際には不利になってしまいます。
このデメリットは予防しておくべきだと言えます。
まとめ
以上、夫に不倫された妻が知っておきたい別居の事実でした。
別居は、「冷静になれる」、「離婚の準備ができる」、「復縁の準備ができる」などどのアクションにおいても有効な場合が多かったですね。
反面、証拠を掴みづらくなってしまうことや経済的な部分など、デメリットもありました。
ぜひ、あなたの状況に照らし合わせてみてください。
あなたのより良い未来の為に、当記事の内容を参考にしていただければ幸いです。