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家事がもたらす結末

探偵という職業柄、「離婚」についての話は毎日のようにお聞きしています。

今日はその中で、離婚の原因になり得る「家事」について思うことを書いていきたいと思います。

家事はわりと甘く見られがちですが、実は2人の仲を引き裂くトリガーになる可能性が高いのです。

夫婦で生活していると、どうしても家事はどちらかの負担が大きくなってきます。

収入の少ないほうが多めにやる?

家に長くいるほうが担当??

種類によって完全分担?

できるほうがやる。。。

と夫婦によって色々と取り決めがあると思います。

取り決めがうまく機能していればよいですが

お互いのバランスを取って決めれている夫婦はなかなか少なく、

家事を多くやっている方が、なにかしら不満を持っているものです。

離婚、浮気の発端も、「家事のイライラ」からくることが多いのです。

家事を担当している側からすると、ひと手間、

食器をここに置いてくれるだけでだいぶ楽になるのに何故やってくれない?
等の少しのイライラが溜まっていきます。

ゴミ出しという家事1つとっても、

ゴミを出しに行くのは労力のほんの数パーセントで、

ごみ袋のセットやゴミを集めたり、縛る、袋の在庫を確認するなど

様々なステップを経てゴミ出しですよね。

そして、ゴミ出しだけでもお願い、と頼むと

相手は少しイラっとしながら、「やってやった」

という雰囲気を出してくる。

これは、爆発したくなりますね。。。

こういう感情が積み重なると、なにかもっと大きな衝突があったときに

大きな爆発に繋がるわけです。

しかし、普段家事をしていない方からすると、

ゴミ出しなんてゴミ出しにいくだけじゃん。

何故自分でいかないの?

という感情が見え隠れするのも仕方ないと思います。

何故ならそのゴミ出しまでの過程を考えたことがないからです。

悪気もなく、そういった雰囲気を出してしまっています。

なんの感情もなく、少しそういう態度になってしまっただけで、

相手は怒り始める。

それが積み重なると、「家庭に居場所がない」「急に夫婦仲が悪くなった」

と感じ、外の異性に走ってしまう。という流れもあるのです。

俯瞰してみると、お互いが少しのことですれ違っているだけ。

しかし、それが離婚や浮気のトリガーとなり得るのです。

では、何故こんなことが起きてしまうのか?

それは、1つの要因として

「家事は日常的に感謝されずらい」

という側面にあると思います。

収入が大きいというのは、食費などの生活費に直結しますので

なんとなくの感謝、稼いでやった感は漂いますよね。

しかし、家事も仕事なのに、

家事では日常的に

感謝の気持ちが出ずらい、やってやった感も出しずらい

ですよね。

そこに、すれ違いの本質があるように思います。

洗濯物をたたむことだって、毎日ありがとうの言葉や

感謝の気持ちを受け取っていれば、

「作業」から「気持ちの入った仕事」になるのです。

つまり、「家事」の大切さを世間一般的に底上げしていくことができれば

世の中から離婚や浮気が減っていく要因の1つになるのではないかと思います。

どうか、家事に更なる価値を!

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