最近不仲になった妻に対し、浮気を疑うようになった。
一度考え出すと、仕事もなかなか手につかない状態に。
夫婦喧嘩を見ている子供にも悪影響だし、家庭崩壊するのも時間の問題。
こんなドラマのような家庭も少なくありません。
「いざ自分がそうなったら、どうすればいいのかわからない」
「現在、似たような状況だけど、何から手を付けていいのかわからない」
そんな方も多いのではないでしょうか。
この記事では、妻の浮気を疑って家庭崩壊しないために、どのような行動をとるべきなのか。
また、家庭崩壊してしまった場合の対応ついて解説していきます。
目次
妻の浮気を疑って家庭崩壊しないための4つのポイント
「どうせ浮気してるんだろ!」などと大喧嘩をして家庭崩壊をしないためにどんなことを注意すればよいのか。
4つのポイントを説明していきます。
ポイント① とにかくコミュニケーションをとる
まずは軽い挨拶でもいいので、コミュニケーションをとることからです。
「些細なことで喧嘩をして、そこから夫婦間の会話が無くなった」など、コミュニケーションがなくなることから家庭崩壊が始まります。
夫婦仲を修復することが家庭崩壊をしないための第一歩です。
ポイント② カッとなっても3秒待ってみる
怒りっぽい人は気に入らないことがあると、すぐにカッとなってしまいがちですが、それで言った一言が不仲の原因となり家庭崩壊のきっかけになることもあります。
カッとなり、ついついすぐに口に出してしまうという方は、口に出そうになった時3秒待ってみてください。
案外その3秒で突発的な怒りがおさまり、冷静になれるということもあります。
ポイント③ 家事・育児に進んで参加してみる
ここで大切なのは、いきなりやりなれていないことはせずに、比較的簡単なことをを選ぶことです。
いきなりやりなれていないことをすれば、かえって面倒事が増え、喧嘩の原因になることがあります。
ちょっとした買い物やゴミ出し、子供の送り迎えや子供との会話など簡単なことは進んで参加してやってみましょう。
夫婦仲が修復するきっかけになるはずです。
ポイント④ 「家庭」というコミュニティを再構築する
冷静に話し合える状況になった際には、「改めて妻への気持ちを伝える」といいでしょう。
何気ない感謝や些細な気遣いで構いません。
あなたの気持ちに改めて妻が気づくことによって、夫婦仲が修復するきっかけとなるでしょう。
今まで夫婦として作り上げてきたもの、今後作り上げていけるものを話し合って家庭というコミュニティを再構築することによって、家庭がより良いものとなります。
妻の浮気が発覚して家庭崩壊してしまった場合の対応
疑っていた妻の浮気が発覚した場合は、残念ながら家庭崩壊は避けられません。
ですが、家庭崩壊してもその後の行動で未来は大きく変わります。
家庭崩壊してしまった場合にとるべき行動を5つ説明していきます。
① 浮気をやめるよう冷静に話し合う
妻の浮気が発覚し、怒りで大喧嘩になることが家庭崩壊への第一歩です。
逆にそれを避けられれば、家庭崩壊の可能性がグッと低くなります。
まずは冷静に話し合うことによって、問題の解決に近づいたり、次に何をすべきかが見えてきたりするのです。
② 浮気(不貞)の証拠をおさえる
話し合いで夫婦仲が回復できそうにない場合は、離婚も視野に入れることになってきます。
ですが、浮気が発覚しても離婚する気がないという方も多いです。
浮気(不貞)の証拠をおさえられれば、離婚したい場合も離婚したくない場合も、今後有利に立ち回ることができます。
浮気(不貞)の証拠とは、具体的に言うと、配偶者と浮気相手の2人がラブホテルに出入りする映像・写真や2人が浮気相手の部屋に出入りする映像・写真等です。
これらを自分で集めるのはなかなか難しいので、探偵などのプロに依頼するのがオススメです。
③ 示談する
「示談(じだん)」とは、浮気された側と浮気した側、または浮気された側と浮気相手の間で、浮気(不貞)問題をどう解決するのか話し合うことです。
浮気(不貞)は夫婦関係を破綻させる、配偶者を裏切る違法行為であり、民法でも離婚できる原因として定めています。
ですので、離婚したい場合も離婚したくない場合も示談は有効な手段です。
示談をする際には、浮気の事実や慰謝料・解決金を含む示談金、もう連絡しない・会わないという約束など様々な条件をその示談書に記載し、示談に臨みます。
自分で示談書を作成する自信がない方は、行政書士などのプロに依頼するのもいいでしょう。
また、相手に言い逃れさせないように、浮気(不貞)の証拠も揃えておくとスムーズに示談をすることができます。
④ 慰謝料を請求する
浮気(不貞)をされた夫は、浮気(不貞)をした妻とその相手に対して、精神的苦痛を賠償させるために慰謝料を請求することができます。
慰謝料は離婚したい場合も、離婚したくない場合も請求することができます。
慰謝料の金額に規定はありませんが、離婚する場合としない場合で変わりますが約100万円前後が相場であり、浮気(不貞)の証拠があればスムーズに請求することができます。
⑤ 別居する
顔を見合わせるだけで腹が立ち、精神的なストレスが絶えないなどの理由で、別居するというのも選択の一つです。
距離を置くことによって、気持ちの整理ができて、夫婦関係が修復できることもあります。
ですが、別居をする際には注意することがあります。
・別居の理由を明確にしておく
まずは、別居の理由を明確にしておくことが大事です。
例えば、別居の理由が「一旦距離を置くため」なのか「離婚をするため」なのかで夫婦関係が大きく変わってきます。
「一旦距離を置くため」の別居は、当たり前ですが別居中も夫婦関係が続いており、この間に浮気(不貞)をしたら、同居中と同様に慰謝料の支払い義務などが生じます。
ですが、「離婚をするため」の別居であれば、「婚姻関係の破綻」とされることがあり、浮気(不貞)しても慰謝料の支払い義務が生じない場合もあります。
そのため、「離婚するため」に別居をするのであれば、慰謝料請求は別居前に行うとよいでしょう。
浮気(不貞)の証拠をおさえる場合や示談する場合も同様です。
・生活費について
別居するにあたって、生活費の問題がありますが、しっかり話し合ってから別居することが大事です。
いきなり別居を始め、妻からの「婚姻費用分担請求調停」を起こされることも少なくありません。
「別居に理由」と合わせて取り決めるのが良いでしょう。
離婚する・しないの選択と子供への配慮
離婚する場合でも離婚しない場合でも同じく、示談をしたり慰謝料を請求したりすることができます。
そのため、離婚する・しないの選択をしてから行動を起こすことが大事です。
目標に向かってスムーズに行動できます。
また、その過程で子供への配慮も欠かしてはいけません。
家庭崩壊に巻き込まれ、良くない環境での生活は子供に様々な悪影響を与えます。
もし日常的に夫婦喧嘩しているような環境であればその影響は計り知れません。
自己主張がなかなかできなくなったり、精神的に弱り情緒不安定になったりと日常生活に支障が出てくることもあります。
また、子供自身の恋愛観にも影響を与え、その後の人生が良くない方向へ向かってしまうケースも少なくありません。
その為、できるだけ子供の悪影響を少なくし、冷静な行動を心掛けましょう。
また、離婚すると決めた場合、子供の親権については、最大限に子供の意見を尊重しながら慎重に決めることが大切です。
多くの子供はしっかりと離婚について説明してほしいと思っています。
子供の親はあなたたちしかいません。
説明する際はしっかりと向き合って、話してあげるべきでしょう。
まとめ
さて、家庭崩壊する前にやるべき行動と妻の浮気による家庭崩壊後の対応についての説明でしたが、いかかだったでしょうか。
家庭崩壊目前であると感じた方や、家庭崩壊してしまっている方はやるべき行動が分かったなど様々だったと思います。
家庭崩壊はどの家庭でも起こることであり、多大な精神的なストレスを感じてしまうものです。
また、子供に与える影響も大きいです。
未然に防げる様に心掛けたり、家庭崩壊してしまっても早めに冷静に行動することが大事です。
自分ではどうにもならないと感じた際は、探偵や行政書士などのプロに依頼してみるのもいいでしょう。
とにかく現状を放置せず行動に移すことが、問題解決への近道です。